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2010年12月21日(火)

家を解体する前に

この家はすでに解体され、今はもうありません。

70年代ごろ、街中の狭い敷地に建てられた建売住宅の典型例です。

1階はガレージで、その上に木造の住居部分がのっている3階建て住宅でした。

玄関は2階にあり、ガレージの横の、大変急な階段を上っていかなければなりません。

狭い敷地ゆえの苦肉のレイアウトだったようですが、

近年、新築ではこういう建売住宅はあまり見かけなくなりました。

家も長く住むとあちこち痛み、使い勝手も悪くなります。

住み手が歳をとれば、危険な個所も増えてきます。

いずれは、リフォーム、建て替えなどの道をたどるのが家の宿命。

ただ、長年の、思い出や愛着はあるはずです。

解体してしまう前に記念に形に残しておきませんか。

この絵は額に入れられ、建て替えられた新築の家に飾られています。

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